すくすく連絡帳

メモ代わりの日記です

大衆浴場

僕の住む町内に
大衆浴場があった。

新型コロナが流行して
すぐに店主が体調を
壊してずっと休んでいる。

僕は疲れた時に
常に鞄にシャツとパンツと
タオル一枚だけ入れていたので
会社帰りによく行った。

大衆浴場は大阪では
490円と決まっている。

洗面器がおいてあるだけ。
昭和の時代からある銭湯。
サウナもなければ電気風呂もない。
しかし古いながらも綺麗に清掃され、
壊れた箇所はきちんとすぐに修繕される
きっちりとしたお風呂屋さんだった。

石鹸だけは置いてくれている所だった。
僕は短髪だし頭から足の先まで
それで洗って20分ぐらい浸かっていた。
それで十二分だった。至福の時だった。

僕にはどんなスーパー銭湯にも
勝る楽しみだった。
後は帰って寝巻に着替えて、
ご飯を少し食べて寝るだけだった。

番頭のおばちゃんは愛想が良いとは
言いにくいちょっときつめの人だったが、
さすがにスーツ姿で多い時は週に2回以上
行くと、他の客には「おおきに。」だけれども
何年も行くようになると「お疲れさん。おやすみ。」
と言ってくれた。

490円

この値段だから毎週のように行けた。
それに家からどれだけゆっくり歩いても
数分の距離。

水回りやボイラーを使う施設は
使わないと駄目、
清掃をしないと駄目、
使わなくなったら駄目。

もう3年ぐらい経ってしまった。
復活は難しいと思う。

前を通るたびに残念だと思う。
すごく残念だと思う。